私が初当選を果たしたのは2000年。無所属で自民党公認候補との厳しい戦いを制し、議員としての第一歩を踏み出しました。以来25年、数々の困難を乗り越えながら議員活動を続けることができたのは、ひとえに地元の皆さまの温かいご支援の賜物です。このたび在職25年の表彰を受けましたことも、皆さまのお力添えあってのことと、心より感謝申し上げます。
振り返れば、政治の歩みは決して平坦ではありませんでした。しかし、その都度私の背中を押してくださったのは「地元の皆さまの声」でした。だからこそ今、自民党の議員として、また保守の政治家として――「何を守り、何を変えるのか」「次の時代への責任とは何か」――この問いを日々自問自答しています。
政治状況がどれほど変化しても、自民党が果たすべき責任から逃れることはできません。その責任とは、国家と国民を守り、誰もが安心して暮らせる社会を築くことに他なりません。今回の自民党総裁選は、その責任を具体的な構想と実行力で示し、日本の未来をどう切り拓くのかを国民の皆さまにお示しする絶好の機会です。
私と林芳正さんのご縁は、自民党に入る前から続いています。衆議院と参議院という立場の違いはあっても、常に政策を語り合い、様々な活動を共にしてきました。2013年、林さんが参議院議員でありながら初めて総裁選に挑んだ際、私は推薦議員としてその志に賛同しました。昨年、そして今回も、その志は一層確かなものになっています。
林芳正さんは、信頼できる政治家です。豊かな知見と確かな実務能力、周囲を安心させる包容力――それは政治家の資質にとどまらず、人としての器量に根ざしたものです。不満や不安を煽って共感を求める風潮に流されることなく、「結果で示す政治」を一貫して貫いてきた方でもあります。まさに「困った時の林芳正」。日本の未来を託すにふさわしいリーダーだと、私は確信しています。
不安定な時代だからこそ、国民に安心をもたらし、社会の分断を招くことなく、包容力をもって国を導く指導者が必要です。その器量と実力を兼ね備えた政治家――それが林芳正さんです。
私は、今回の総裁選で林芳正さんを全力で支援いたします。どうか皆さまにおかれましても、林さんに力強いご支持を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。