2025.07.01

映画「香川1区」の大島新監督、制作会社ネツゲン、瀬戸内海放送に対し訴訟を提起した件について

本日、記者会見を開き、映画「香川1区」の大島新監督及び株式会社ネツゲン、株式会社瀬戸内海放送に対して、名誉棄損と業務妨害で提訴した事をご報告しました。

本件は、映画「香川1区」(2021年12月24日先行公開)のワンシーン及びそれを根拠にした報道をもとに、2022/11/14に告発がなされ、2023/10/6不起訴、更に2024/7/10に高松検察審査会で不起訴処分を不当とする議決があり、高松地検は半年に及ぶ再捜査の上、2025/1/17に再度、不起訴となったものです。

主な論点は、私が2020年に開催したパーティーの案内状の他に「出席者を限定する内容の依頼文書(10枚購入で3人に出席人数を限定)」を作成、送付し、出席者を限定したこと、及び出席しなかった人数分のパーティー券収入については、パーティー券に名を借りた寄付ではないかというもので、映画では「政治の闇」という表題を付し、あたかも違法行為を行っているかのような表現行為がなされました。また、瀬戸内海放送では昨年の総選挙前の8月28日にテレビ放送のニュース番組内で、ニュースとしては異例の時間を割いて同様の報道をしました。

まず、映画や報道で示された出席者を限定する文書は当事務所が作成したものではなく、県内の会社がメモとして作成し、社員の勘違いによってこのような事態に至ったということが明らかになりました。しかしながら、「作成していないこと」を証明することは極めて困難であり、いわゆる「悪魔の証明」を求められる中で、日頃の政治活動及び選挙戦を通じてその誤解を完全に払拭するには至りませんでした。簡単な裏取り取材さえすれば直ちに明らかになるものを、あたかも疑惑があるかのように捏造された悪意のある映画及び報道は断じて容認できないものです。

いずれにせよ2021年12月の映画公開から今日に至るまで、多くの有権者や支援者の皆さまにご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。根拠なき疑念により、私の人格と名誉が著しく傷つけられ、選挙活動にも深刻な影響がありました。民主主義の根幹を揺るがすこのような映画や報道が、今後二度と繰り返されることのないよう強く願い、今回、提訴という決断に至りました。

今後とも、事実を明らかにするとともに、誠実に説明責任を果たし、信頼回復に努めてまいります。引き続きのご指導ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。