岸田総理の突然の総裁選不出馬表明は、政治とカネの問題で内閣支持率が低迷する中、自ら身を引くことで自民党の信頼回復に道筋をつけようとされた英断だと思います。この3年間、コロナ禍やウクライナ情勢、物価高騰など難しい舵取りを迫られる中で、岸田総理は懸命に職責を果たしてこられました。その労に心から敬意と感謝の念を表したいと思います。
今回の総理の決断を真摯に受け止め、自民党は改めて原点に立ち返る必要があります。政策本位の建設的な議論を通じ、党員の声にも耳を傾けながら、開かれた民主的な総裁選を実現することが何より大切です。そのために広報本部長としての役割をしっかり果たしていきたいと思います。そして山積する国政の課題に対し、新たなリーダーシップのもと結束して取り組める体制を早期に整えることが肝要です。総裁選を通じて自民党への信頼を高め、責任政党としての使命を全うしなければなりません。
岸田総理の勇気ある決断に心から敬意を表するとともに、自民党の再生と前進のため微力ながら全力を尽くす所存です。国民の負託に応えるべく、党一丸となって難局に立ち向かって行く決意です。
自由民主党広報本部長
平井卓也