2023/1/1

新年のご挨拶

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。日頃より地元の皆さまには私の政治活動に多大なるご理解とご支援を賜り深く感謝申し上げます。先ずは本年が皆さまにとって佳き年でありますことを心よりお祈り申し上げます。

私たちは今、テクノロジーによる新しい社会への入り口に立っているのかも知れません。デジタル社会の変遷はインターネットの歴史そのものであり、無秩序な空気が漂った黎明期から、現在のように社会インフラとして常時接続が当たり前の時代になることは誰も想像できませんでした。今や誰もがスマートフォンと共にインターネット社会で生きています。
コロナ禍において日本社会が大混乱した時、本来、時間と距離を超越して社会の停滞を救うはずのデジタル技術が日本では全く機能せず、いわゆる「デジタル敗戦」を経験しました。このままでは世界に立ち遅れてしまうという強い危機感のもと、2021 年にデジタル庁を設立し、徹底的な国民目線でのサービス創出やデータ資源の利活用、社会全体のDX の推進が加速化されました。全ての国民にデジタル化の恩恵を行き渡らせ、成長力と競争力を取り戻さなければ、日本の明るい未来はありません。
一方、日本には世界と比べて優位性がある分野も少なくありません。先ずは、海底ケーブルや 5G の技術、島しょ部を含め人口の約 99%以上をカバーする光ファイバーなどのネットワークインフラは世界一です。次に、マンガやアニメに代表される知的財産。そして、社会課題の解決に取り組むスタートアップや若き起業家などのポテンシャルを解放できれば、世界と互角に戦えます。また、皆さまに取得をお願いしているマイナンバーカードが社会基盤になれば、世界でも有数の安全で便利なデジタル国家になれます。有効申請受付数は既に 8200 万枚を超え、運転免許証保有者数に並びました。信頼性が高いマイナンバーカードを使ってインターネット上で本人認証が可能になれば、デジタル田園都市国家構想を次の段階へ進めることができます。
この激動の時代だからこそ、変化に柔軟に対応し、既成概念にとらわれない発想で日本流の「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル社会」を実現することが、次世代への責任だと確信しています。皆さまの期待に応えるためにも、長年取り組んできた政策の実現に全力を尽くします。今年もよろしくお願い申し上げます。

自民党デジタル社会推進本部長
衆議院議員 平井卓也

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