2021/9/10

タリン・デジタルサミット2021への出席について

9月7日にエストニアで開催されたタリン・デジタルサミット2021にオンラインで参加しました。2018年には、IT担当大臣としてエストニアを訪問して本イベントに参加しており、今回は2回目の参加となります。

本イベントでは、「公共部門におけるテストベッドとオープンイノベーション」というパネルディスカッションに参加し、官民連携の在り方やオープンイノベーションの促進等について議論を行いました。私からは、日本のデジタル庁について紹介を行ったほか、日本の官民連携の取組、デジタル庁による官僚主義の克服、調達環境の整備等について説明し、各国からの賛同を得ることができました。また、困った人を放っておかない、デジタルによって人助けをする、日本流のデジタル化である「デジ道」の紹介をさせていただきました。パネルディスカッションを通じて印象的だったのは、デジタル化を進めるうえで、透明性の確保や信頼の獲得等、同じような課題を各国が抱えているということです。

日本でデジタル化を進めていく上でも、各国の取組を参考にし、目標と課題と価値観を共有する国々と協力しながら取り組んでいくことが重要であると改めて認識できた点で非常に有意義な会合であったと思います。今後も、誰もがデジタル化の恩恵を受けることができる日本流のデジタル社会を目指し、デジタル先進国の取組も参考にしながら取り組んでまいりたいと思います。